日本は失う10年に突入か?

日本の将来を憂える面白い記事があったので紹介。
1/4日経新聞朝刊より(堺屋太一著)
満足向上へ「内弁慶」排せ

日本は急速に衰えている。知価革命のうねりの中、中国やロシアですら改革を進めたが日本はできない。このままでは日本は「最後に滅ぶ社会主義国」になりかねない。「内弁慶」主義を脱し、荒廃した官僚の倫理を高め、夢と楽しみに満ちた社会を築く未来志向の改革が必要だ。

こういった衝撃的な言葉から始まる。

93年には一人当たりのGDPで世界一だった日本だが、06年には95年のピークより25%程度も減りOECD内での順位でも18位に後退した。それだけではなく、財政が悪化、地方は衰退、大証東証の国際的地位の低下、学力の低下、情報発信力の低下。

なぜこうなってしまったんだろうね。
これは知価革命が原因だと論じてる

19世紀以来は物財が豊富なことが幸せだという信念があり、日本は規格大量生産の成功により世界をリードした。しかし、80年代以降、人間の本当の幸せは満足の大きさではないかという知価革命が起こり、規格大量生産にしがみつく日本は世界に出遅れた。

それではどうすればいいか?

官僚制度の改革、民間企業の知価創造の推進、世の中の心理状況の改善が必要と訴える

開発現場にいる自分の私見。
確かに日本の開発現場はトヨタ生産方式を始め、品質だ品質工学だとうるさいが、
CSRや顧客満足等の指標を利用した開発はまだまだ不足している気がする。

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